挨拶
公益財団法人 浜松科学技術研究振興会
理事長 稲垣訓宏
弊振興会は、TVを発明した高柳健次郎先生のように、母校の先生方が、日本、いや世界の中でキラッと輝いた研究をして欲しいとの静岡大学工学部の卒業生の願いから発足しました。 (1) 静岡県内の大学で科学技術を行う研究者への研究助成、(2) 科学技術情報の提供、(3) 大学と研究機関、地域社会および産業界との知的・技術的交流、(4) 共同研究、委託研究、などを目的事業として、四半世紀の長きに活動を続けてきました。 この24年間の研究助成者は259名を数え、研究助成総額は1億円を越えています。また、「財団ニュース」を発行し、「科学技術交流会」を毎年、静岡県下4ヶ所で開催して、先生方の研究活動のお手伝いをしています。
四半世紀の活動を経た今は、さらに一歩を進めて、大学の研究者が展開している独創的な基礎研究を学術的な成果のみに終わらせることなく、実用化に向けた活発な研究が発展することを願っています。そのために、大学間の研究者、あるいは大学と企業との共同研究など連携して研究を進める方向も積極的に手助けしていきたいと思います。ひいては、それらの研究がSDGS、少子化、気候変動、食糧問題などの解決を図る展開になるよう期待を込めています。是非とも皆様のご協力、ご支援をお願いいたします。