科学技術交流会2018静岡

日 時: 2018年 2月 2日(金)、18時15分より21時

場 所: グランディエール ブケトーカイ(葵タワー4F)

題 目:「人工知能の可能性 ~農業AIによる負担軽減~」

講 師: 静岡大学情報学部 准教授 峰野 博史 先生

講演概要: 日本の農業は、近年の気象変動による周年生産の不安定化さや、労働の厳しさによる担い手不足の深刻化に加え、急速に進む超高齢化社会に伴う熟練農家のリタイヤによる匠の技の消失などの諸課題に直面しています。
本講演では、人工知能を含めた情報科学の知見を農業分野に適用することで、熟練農家の持つ暗黙知である「匠の技」を定量化し形式知化する農業AIの可能性についてご紹介頂きます。失われつつある高度な栽培技術を形式知化できれば、熟練農家の長年の経験と勘に基づいて修得したノウハウを次の世代へ効率的に伝承できるだけでなく、ヒトとAIそれぞれの得意分野の協業による負担軽減や地域創生へつなげていけるかもしれません。